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2013.03/03 [Sun]
NHK大河ドラマ 八重の桜 第9回 8月の動乱 あらすじと感想

NHK大河ドラマ 八重の桜 第9回 8月の動乱
最新の回のあらすじ&感想はこちらをクリック↓(「八重の桜」各話あらすじ&感想)
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-category-81.html
舞台は会津から京の都へ。
時代の歯車と戦う会津藩・・・悲壮なまでに幕末を狂おしく突っ走る会津藩から目が離せません。

NHK総合20:00~20:45 八重の桜HP http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
第9話あらすじ
文久3年8月、長州と結びついていた尊攘派公家の三条実美は孝明天皇に攘夷祈願の※大和行幸を強要した。その際、帝は会津藩に共をさせようとするが、三条によって阻まれ会津は帝不在の京を警護することとなる。
その頃覚馬(西島秀俊)は京に洋学所を作る計画を立てていた。会津藩士に限らず誰もが学び、世界を見る目を養ってこそ、未来の日本が良くなっていくのだと考え、覚馬は都をよく知る秋月(北村有起哉)に洋学所設立の力添えを請う。
そんな折、薩摩の密使が秋月を訪ねてきて倒幕をたくらむ長州を都から排除する企てに協力するよう求められる。それが※八月の政変の始まりであった。訳を聞いた会津藩主容保(綾野剛)は、長州の暴挙を見過ごすわけにはいかないと兵を挙げる。孝明天皇(市川染五郎)もこの動きに応じ、容保へ長州および三条実美(篠井英介)ら排除の勅書を送り、1863年8月18日、世に言う文久の政変が起こる。かくして幕府打倒を狙った勢力は一掃され、後日容保は帝から宸翰;しんかん(天皇直筆の文書)及び御製(天皇の詠んだ和歌、※「和らくも」)を授かる。会津の忠臣が帝の心に届いたことを知り、容保はじめ一同は感きわまって涙にむせぶ。
御所での働きが認められた壬生浪士組は「新撰組」の名を授かり、覚馬は洋学所の開設を許される。
その頃、会津では照姫(稲森いずみ)の※右筆選びが行われていた。美しく、歌や茶道、書に秀でた照姫は会津の女性の憧れであったが、八重たちの薙刀道場を訪れた照姫は、守護職続投反対を訴え容保に蟄居を命じられた家老・頼母の妻も稽古場で忠義にはげみたいと薙刀を振う姿をみとめ、「会津を思い殿を思い、おのが家を思う気持ちが同じならば、たとえ諍いがあってもそれは一時のこと。みな会津のおなごなのですから 優しく、勇ましくありましょうぞ」と声をかけ、皆を感動させる。あの方ならお仕えしてみたい・・・と望む八重を、師である黒河内(六平直政)も推薦し、八重の名が右筆の最有力候補として挙げられるが、果たして選ばれたのは、八重の親友、時尾であった。
落ち込む八重に、尚之助は自分は少しほっとしている。八重が城にあがれば新式の銃を一緒に作る人がいなくなる、と告げる。 「八重さんの代わりになる人はいない」
うぬぼれてすっかりその気でいたのに落選し、気落ちしていた八重に「代わりはいない」と言ってくれた尚之助に感謝し、涙する八重であった。
・・・ということで、次回は第10回「池田屋事件」です。
※右筆(ゆうひつ)…祐筆、執筆とも。中世、近世におかれた武家の秘書役を行う文官、書記。
※大和行幸とは・・・長州藩を背景とした尊攘派の公家が策動した倒幕への契機作りの計画で、天皇のあずかり知らぬところで進められた。春日大社及び伊勢神宮に戦勝祈願に参詣し、いつまでも攘夷を実行しない幕府に代わって天皇自らが兵を率いて攘夷を行うことを宣言することで、命令に従わない幕府を討つ大義名分を生み出そうとした。
※八月の政変・・・八月十八日の政変、文久の政変、境町門の変とも。薩摩、会津藩を中心とする公武合体派が中川宮を擁して帝の大和行幸を策動する尊攘派を京から追放したクーデター事件。その結果、長州藩は境町御門の警護を免ぜられ、三条実美ら七人の公卿と共に京を追われた。
※和(やわ)らくもの御製とは・・・政変の礼として帝が容保に"和らくも武き心も相生の松の落ち葉のあらず栄えん”「穏やかで勇猛であるそなたの心は実は相生の松の様に根はひとつで余と繋がっている・・・この深い絆は松が落ち葉することなくいつまでも緑なのと同じ」と歌い、自分と根をおなじくする容保よ、と讃えたもの。
八重の桜9話 ぷち・ギャラリー
勝手に銃にさわった未来の白虎隊士、梯次郎達を叱る八重「なじょして鉄砲を覚えてえ?」

鉄砲が一番強えもの・・鉄砲と西洋式調練やらんと他藩におくれをとりやす!
八重ウルウル 「良い心がけだなし!」

世の中は動いでいやす・・鉄砲の時代だなし!?
その頃京都では 「っな・・都を焼くだと!?」

訪ねてきた薩摩の密偵
いつの間にか陰謀と動乱の渦中におかれた会津

長州派との摩擦が頂点に
会津を目の敵にする長州派公家 三条実美

新撰組本格始動

ついにキレた孝明天皇「たのむぞ!中将!」

「ははーっ」

みかどとラブラブの容保
会津は都を守り切れるのか!?

この戦による津波の心配もありません。(汗)

ついに号令を下す覚馬だが・・・
陰謀に敗れ、長州と落ち延びていく三条

ひいぃ~会津め!薩摩め!いまにみるでおじゃる~~
帝(みかど)から容保に届いた礼状の宸翰(しんかん)

読み上げられる御製の句に 全員平伏低頭し

葉を落とさない松の様に いつまでも共に栄えていこう
容保、ウルウル

会津の忠臣がお上の御心に届いたぞ・・!
これが馬ぞろえの時の殿のお姿じゃ

容保の写真焼きを見て 照姫,ウルウル
会津婦人の薙刀(ナギナタ)稽古の様子を視察に訪れた照姫

皆、会津のおなごらしく優しく、勇ましくありましょうぞ
照姫に憧れる八重

「お城よりお知らせにございます!照姫様のご祐筆に選ばれたのは・・」

「高木時尾、姉上です!」
えっ・・!? 一同あ~んぐり

ホーホケキョッ

固まる父、権八 ピー♪ケキョ、ケキョ(笑うウグイス)
う・・うう またおとっつぁまを失望させてしまった でも考えてみたら

時尾さんみでえに慎ましくて気が利いて優しいおなごでなけりゃ勤まんねえもん
八重さん・・勝手ながら私は少しほっとしています

八重さんがいなければ新式銃を一緒に作る人がいなくなる

「八重さんの代わりになる人は、いないんだ」
代わりはいねえなんて、そんなごど言われっど・・わだす・・わだすは ヒック

あ・・ありがてえなし
八重の桜、こんなところが好き!感想&雑記
司馬遼太郎の作品にあった、
『朕の會津藩』という帝の”愛”にも近い信頼が、ひしひし伝わる回でした。
それほどに会津の強さが際立っていました。
けれど、強ければ強いほどに強さが仇となっていきそうな会津の危うさ・・・
それに気付かない容保の若さとまっ直ぐさが何故か切ない。
会津が目覚ましい活躍を重ねる度に背負う役目が重くなるのを案じる照姫の気持ちは、いま会津のとりこになっている視聴者の気持ちかも。
ううん、会津のとりこ、というより容保のとりこになっている、といって過言でないかも。
存在感薄げだったのに、京に上ってからどんどん”男意気”をあげていく容保は、以前の「会津23万石・・・治めてゆけるだろうか・・この私に」と頼母に吐露した弱気な養子の青年ではなくなっていた。
お飾りの傀儡でなく、自分で感じ、考え、判断し、号令する立派な会津の殿となっていた容保。
今日の我が家の容保語録・・・
「行け!秋月」
「覚馬、鉄砲隊のはたらき、頼りにしておるぞ」
「全軍に伝えよ・・気取られぬように粛々(しゅくしゅく)と御所へ向かえ」
「敵が三万などとは 流言飛語にございまする。精鋭二千の会津が守護し奉る上は敵一兵たりとも!」
コレ、あの若い容保がマジ顔で言うからいいんでしょうね。
・・・というか、カッコイイ!
三つ目の台詞など、頼山陽の漢詩『川中島』の一節、「鞭声粛々夜河を渡る」を思わせます。
名声に溺れず、家臣をねぎらい、飴と鞭の使い分けも心得ている容保。それにあの美しさ・・・!
みかどの御衣をリフォームした緋の陣羽織姿を見て、孝明天皇もOH !!と唸る男前ぶり、女なら なおのこと、敏姫も義姉照姫も惚れこむわけですね。
歴史に"if"は御法度かもしれないけれど、京都守護職なんか引き受けなければ、会津は聡明な優しい殿のもと家臣も民も穏やかに暮らせたのだろうなぁ、と つくづく感じる。
いつしか、会津の血が流れていない容保が会津男の象徴となっていたなんて、本当に不思議。
そして会津女性の強さ。
たおやかさとたくましさが同居する、竹のような会津の女性たち。
蟄居中の家老頼母の妻・千恵が「旦那様の忠義に偽りなし、だから自分も旦那さまの言うとおり普段通り行動するのだ」と、照姫視察の薙刀稽古に堂々とやってくる心意気には、理屈なく打たれてしまいました。
又、そんな一途な千恵の心を汲み「会津を思い殿を思う気持ちがあれば諍いがあってもいっときのこと、会津女性として、強く、やさしくありましょう」とおさめた照姫の聡明さ。
会津の男性たちが輝きは、こうした女性達の”内助の功”なしにはありえまい。
夫を旦那さまと呼び、男性を尊敬する会津女性の美しさにも、毎回なぜか胸が熱くなってしまう。
どんな時代になっても、本当はきっと全ての日本女性のDNAにも流れている 忘れかけていた大切な美徳を思い起こさせるのかもしれない。
時代が動いていると感じるのは、やはり若者の言葉でしょう。
十年前は武士の心得は弓・槍・刀ばかりで、飛び道具なんぞ足軽か腰抜けのもつ飛び道具、と馬鹿にされていた鉄砲が、いまやあんな幼い子供が「鉄砲と洋式の調練やらないと他藩におくれをとりやす!」と即答するめまぐるしさ。
八重でなくても嬉しくなってしまいそう。
日進館での教育方針が一転したのも、こんなところから窺えて頼もしい。
そして十年後は”他藩”の部分がメリケンやエゲレスに替わっているのでしょうね。
美雨
八重の桜



<八重の桜版・会津にこの美女あり編>
前回、イケメン藩士ばかりの紹介で、ちと片手落ちだったと反省し、会津のハンサムウーマンたちをフィーチャーしました。会津の女性は聡明なだけでなく、気骨があり、そして優しいのですね。
それは、今回の照姫の台詞
「会津を思い、殿を思い、おのが家を思う気持ちが同じならば、たとい諍いがあってもそれは一時のこと。みな、会津の女子(おなご)なのですから。優しく、勇ましくありましょうぞ」のなかに凝縮されている、ハンサムウーマンのエレメントであり、本質そのものなのでしょう。
八重のほかにも、会津にはハンサムウーマンがいっぱい!
そこで、今日はこの三人の美女にクローズアップ。
八重の幼馴染にして親友を演じる貫地谷しほりさん
奥ゆかしく、そして可愛らしい印象のしほりさん演じる時尾、幼い時から好きだった大蔵(弥七郎)に失恋し ままならぬ思いを吐露していましたが、人生谷あれば山あり、下級武家の身ながらもその一途さが身を結び、見事に照姫の祐筆(書記)の座をゲットしましたね。本人はありえない?といった様子でキョトンとしていましたが、今回スポットライトを燦々と浴びて輝く時尾は、やはり覚悟ある会津武家のハンサムウーマンらしい香りを放っていました。

実在した人物で、山本家の隣人であった大目付、高木小十郎の長女。籠城戦では男装して出撃する八重の髪を切って城から送り出した人物として知られています。時尾は将来は新撰組の斉藤一と結婚する女性でもあり、八重にしろ、斉藤一にしろ、危険な仕事に赴く相手をこころして送り出してあげる理解者として、また懐の大きな女性として印象付けられれば、と貫地谷しほりさんは語っています。
ご家老・西郷頼母の妻、千恵 宮崎美子さんが熱演
今回力強い薙刀姿を披露した、会津藩家老西郷頼母の妻、千恵(子)。
会津戦争で新政府軍が鶴ケ城下に下ると、女子供が城にいては足手まといになると家族に言い聞かせ、一族21人で自刀して果てた。
そのとき詠んだ「なよ竹の風にまかする身ながらもたわまぬ節はありとこそ聞け」は会津のおなごの強い信念を示す心に響く歌として今も語り継がれている。


昔のきみも、いまのきみも~ピカピカに光って~♪ますネ^^
宮崎美子サンといえば、私はクイズの女王を思い浮かべますが、相方は、水着のCMを思い浮かべてしまうそう・・・ハァ、ビキニのCM美女って永遠に目に焼き付くものなんでしょうか^^;
相方のお宝CMだそう http://www.youtube.com/watch?v=Um1FjRFzJWQ
山川大蔵の母、山川艶役の秋吉久美子さん
八重の母佐久にしても「私は母の聡明さにはとても及ばない」と覚馬をして言わしめていますが、キラ星のごとく有能な藩士が居並ぶ会津の強さは、母の賢さ強さゆえではないかと、常々ドラマを見ながら感じるところです。 山川家の母・艶に至っては、7人の子供に男女へだてなく文武両の教育を授け、この時代に幼い子供たち数人を海外留学に出しているのですから、その判断力たるや、すごいとしか言いようがありません。美人の誉れ高く、さらには薙刀(ナギナタ)の達人で、戊辰戦争の会津籠城戦には、婦人部の総取締役をしていたそうですから、”想像を絶するスーパーウーマン”と、演じ手の秋吉久美子さんも絶賛しています。 会津の強さは、母の強さだったのですね。
山川家の人々について、こちらを参照http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-941.html


久美子さん今も昔も変わらず可愛らしい~❤
吉田拓郎 贈り物http://www.youtube.com/watch?v=-5CMNFWVtLQ
<八重の桜版・京都にこの美女あり編>
会津からばかり美女の紹介をすると、京方が僻んで、三条実美なぞがまた策謀をめぐらしそうなので、
もうご本人にご登場いただいちゃいました。(爆)
三条実美役の篠井英介さん


三条実美といえば、長州の「七卿落ち」で知られる幕末の公卿で、尊攘派公家の中心人物。王政復古で新政府を最高首脳の大人物なのに、八重では会津サイドで描かれているので、長州派や実美が かなり悪人っぽく見えてしまい、長州ファンから不満が出ないか心配です。(笑)その位、悪役としていい味を出しているということですね、女形が似合うかただから、あのような薄気味の悪いいじわるお公家役はうってつけです。
その篠井英介さんといえば、劇団『花組芝居』に旗揚げより参加し、数々の女方を演じ一躍脚光を浴びた人。90年退団後、「サド侯爵婦人」「サイケ歌舞伎-月食-」「毛皮のマリー」等に出演。99年には橋本治氏作・演出によるひとり芝居「女賊」に挑戦し、話題を呼びました。
美雨にとって篠井英介さんって、女優さんなんですよね。どこか三輪明宏さんなどとも似通う怪しげな美しさを持つ男性・・・ひと言で表現できないんですが、どこに出ていても気になる方です。
今日も読んでくれはって❤おおきに(京風の八重さんより)

「最襄級」のお水どすえ
八重の桜 各話レビュー
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- at 19:50
- [NHK大河ドラマ 八重の桜]
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サミーさま
あの日はWBC見てた人多いですよね。韓国が敗退なんて、嘘みたいです。
日本がんばってますが、キューバ戦悔しかったですね(>_<)
> ところで「八重の桜」第9回の視聴率が15.1%だったそうです。
> 去年の大河清盛の悪夢再来かなんて三流紙で書かれてました
マスコミ(ゴミ?)って本当にかまびすしいですね。
視聴率至上主義みたいな韓国のドラマ(というかイルさまのドラマ)のレビュー書いてきたから、全くどうってことないですね。(笑)生瀬版勝海舟ふうに言うなら、
視聴率なんぞに一喜一憂してたら、メリケンやエゲレスに遅れをとりやす!って感じ?( -ω-)y─━ =3
というか、いま、照姫さまからメールが来て
「マスゴミはいま、容易ならざるありさまです。八重桜ファンの私たちが心を一つにすることが、会津はじめ東北の方々をどれほど力づけることでしょう。視聴率のUP/DOWNがあっても、それは一時のこと。みな、会津&八重桜のファンなのですから・・・おおらかで、頼もしくありましょうぞ!」と、仰っておいででした。(笑)