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2014.06/10 [Tue]
『強力班』~ソウル江南(カンナム)警察署~ 第12話あらすじ 5年目の真実 강력반12
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[ソン・イルグク] ブログ村キーワード 強力班송일국:SONG ILKOOK「강력반」
『強力班』〜ソウル江南警察署〜 第12話 5年目の真実
6/09,10 (月,火)18:45 ~ 20:00 (再)06/11,12 (水、木) 14:30 ~ 15:45 KBSワールド

第11話 http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-486.html

KBSワールド 強力班HP http://www.kbsworld.ne.jp/drama/detail.php?cno=549
強力班ホームページ http://www.kbs.co.kr/drama/crime/about/plan/index.html
放映情報KBS2 月、火21時55分 |2011-03-07〜 概要情報韓国 総16部作
製作グォンギェホン チーフプロデューサー:ジョンヘリョン
プロデューサー:ユンソンシクイウンジン 脚本パクソンジン、ホジヨウン
演出グォンギェホン 作者ホドンオグォンジョンオ
出演ソンイルグク (バクセヒョク役) 、イジョンヒョク (チョン・イルド役)
ソンジヒョ(ジョミンジュ役)、パクソニョン(ホンウニョン役)、キム・ソンギョン(イム・カン刑事)
主な登場人物
シン・ドンジン ジン・ミスク(殉職) チョン・イルド バクセヒョク グォン・チーム長 右:ナム・テシク

ジョ・ミンジュ記者 バクセの元妻、ウニョン 女刑事イム・カン
<第12話あらすじ>
青いバラの連続殺人犯として追っていたチョ・サンテを検挙した強力班は、サンテと共に居たクォンチーム長も連行し取り調べることに。クォンチーム長はイルドに、チョ・サンテが犯人でないと主張するか、チョ・サンテは口を開かない。
事件の状況証拠はチョ・サンテに不利な状況を呈していた。強力班たちはクォンチーム長 及びチョ・サンテを対面尋問する。しかし、セヒョクはチョ・サンテを尋問しながら、強盗殺人事件の容疑者と推定されるサンテの犯行動機があまりに不足していることから、この事件の犯人でないとの確信に至る。
一方、出所したサンテの追跡事件を懸念する、警察以外の人間が座敷で密談を交わしていた。それはウニョンの父であった。警察署長の持ってきたサンテの調書と写真を微妙な面持ちで眺めるウニョンの父は、何故か5年前のサンテの事件に言及し、サンテが自分達の命取りになるようなものを持っているかもしれないと、サンテに罪を負わせる方向でゆくよう匂わせ、強力班のイルドにも通達が届く。
サンテもグォンチーム長すらもが沈黙を守る厳しい状況の中、アリバイの証明ができないサンテに、セヒョクは携帯に録音の残っていたグォンチーム長の録音メッセージを聞かせる。それは、まだ二人が検挙される以前、疑いをかけられていたサンテに対するグォン・チーム長のメッセージであった。
「セヒョクよ心配するな、30年の刑事生活で私が学んだのは人を信じることだ。大変なことだがそれでも信じることを諦めてはいけないんだ。サンテは人に害を加える奴ではない、俺はサンテを信じ、守る」
録音を聞きながら、見る見る表情が変わってゆくサンテ。セヒョクの去り際、チョ・サンテはセヒョクを引きとめる。 「秘密を守ってもらえますか?誰にも知らせず、君一人だけの秘密にしてくれるなら・・・それが真実を話す条件です」そう言ってサンテはセヒョクにのみ自身のアリバイを打ち明ける。
サンテの「妻が療養している病院を訪れていた」との供述を確かめに行ったセヒョクは、病院のCCTV(多画面モニター)の中で、サンテの映った画面を発見し、確かに患者と面会したというアリバイを確認する。しかし、そこで又バクセはサンテの妻という女性がミンジュの母と同人物であったことを知る。ミンジュの父親は、なんとチョ・サンテであったのだ・・・!衝撃を隠せないセヒョク。
事実を確かめようと、署に戻ったセヒョクはチョ・サンテにミンジュが本当に娘なのかを問う。するとチョ・サンテは「どうか言わないでくれ!こんな姿で父として現れるなど出来る筈もない。いっそ殺人罪をかぶってまた刑務所に入ろうと、私にはできない・・・!」涙をこらえつつ、サンテは家族も守れなかった罪悪感を顕わにし、「こんな姿で娘の前に出て、娘の心を傷つけるくらいならいっそ刑務所に戻る」と非を請け負う覚悟を見せるのであった。
ついに、刑事課長イルドは2件の殺人事件の最重要容疑者としてチョ・サンテを検挙したという記者会見を行う。しかしその最中、イムカン刑事が慌てて入って来て、深刻な表情でイルドに耳打ちをする。なんと、また同じ手口の殺人事件が発生したという事実を知ったイルドは、記者会見を中断し、騒がしくなった会場をあとにし、現場へ向かう。
アリバイが証明され、解放されるチョ・サンテとグォン・チーム長。しかし、未だ秘密を抱えていそうなサンテとグォンチーム長をつけるイム・カンとイルド警部。グォン・チーム長が向かった先は何故かウニョンの父が密約をしていた警察庁長官の居場所であった。イルドはチーム長に、あなたとサンテと警察庁長官が関わっている秘密があるのかと問うが、自分からは話せないので長官に直接聞けと、謎かけの言葉を残す。それは、以前からカンナム署の陰に見え隠れする陽炎(かげろう)のような背後の存在であった。
一方、勤め先のショッキングドットコムに戻ったミンジュはラブリー・チャン社長からチョ・サンテがミンジュを訪ねてきたと知らされる。自分の父だとは夢にも思わず、ミンジュの記事によって自分の疑いを晴らしてもらおうとやってきたのだ、と解釈するミンジュは、サンテの汚名を晴らす記事を書きたいとセヒョクに話す。セヒョクは複雑な表情で、ただ「そうだな」とだけ答えるのであった。
ほどなく 容疑者として、かつてセヒョクとミンジュが事情聴取に行った3容疑者の一人で、5年前の女子大生殺人事件で疑いを持たれた、精神病の若い男性が浮上してくる。女子大生殺人容疑を問われた際、母親がアリバイを作り、即 精神病院に入院させていたのだ。男はチョ・サンテを崇拝していた。5年分の抑圧された欲求を、退院後にすぐ求めた男は、過去サンテの金庫破りの仲間だったチェ・サンチョンを誘って、サンチョンの得意な警備システムの解除と窃盗をさせ、自分はサイコパス的な嗜好殺人を楽しんでいたのだ。
チェ・サンチョンのかつての友人を訪ねていたテシクとイム・カンは、再度サンチョンを問い詰め デパートのVIP顧客の名簿がサンチョンに渡ったことを知り、精神病の男が再びサンチョンと協力して新たなサイコパス殺人に出かけて行くかもしれないと睨み、急ぎセヒョクに連絡する。
案の定、暗がりの中、殺人ロープを取り出し、ターゲットの老人に忍び寄る犯人。その犯人に飛びかかり、ねじふせ手錠をかけるセヒョクの背後から、もう一人の黒い覆面男がセヒョクを襲おうとする。しかしその場にあらわれたチョ・サンテの出現により、命に事なきをえたセヒョク。
「全く同じ見当をつけて来たな?だが、わたしはこの場に居なかったことにしてくれ」そう言い残し姿を消したサンテ。単独的な嗜好殺人のように見え、黒い影の組織が見え隠れする事件であった。
グォン・チーム長の濡れ衣も晴れ、女子大生殺害からサイコパス連続殺人までの決着を見た強力班はチーム長の店で祝杯をあげる。ムードも盛り上がってきたころ、バクセの携帯に一本の電話が。通話をするなり神妙な表情に変わったバクセが、「ちょっとでかけてくる」と言い席をたつ。店を出るとすれ違いざまにサンテがミンジュを見守るように立っているが、そそくさと姿を隠すサンテ。
セヒョクが向かった先は、チョン・イルド課長のいるカウンタバーであった。イルドがセヒョクを呼びだしたのだ。だがいつもの品行方正で理性的な姿はなく、イルドは泥酔していた。ここに来る前に、イルドは急に態度の変わったウニョンを訪ね、イルドの古傷である5年前の事故で死なせてしまった少女の母親と父親が、ウニョンとセヒョクであることを知ったのだ。何も知らずウニョンを愛し始めていたイルドは、苦しんでいた。
酔いつぶれたイルドを署まで送り届けたセヒョクは、気まずい空気の中イルドの元を去る。
一人残されたイルドは、突然何か思いついたようにいきり立ち、暗闇の中 資料室の引き出しをあさり、ヘインが巻き込まれたあの5年前の事件簿のホルダーを探し当てる。証拠品に、犯人に向かって放たれた弾(たま)。
ハッとなり自分の拳銃から弾を取り出して見比べるイルドの目は鋭く輝くが・・・
<12話ぷちギャラリー>
取り調べを受けるクォンチーフ

・・・・。 (隣の取調べ室では)

黙して語らぬサンテ
イルドの父(長官)とウニョンの父の密会・・・なにやら不穏な動きが・・・

例のものをもしチョ・サンテが持っていたら

サンテさん・・・アリバイがあるなら言わないと!

グォンチーム長はあなたは人を殺すような人間じゃないと言ったんだ。あなたを信じろと!

携帯を差し出し、サンテに聞かせるバクセ

聞いてくれその時の録音だ
グォンチーム長の真意を知り・・・

セヒョクさん、実は・・・どうかここだけの話に
早速アリバイを確かめに介護ホームに来たセヒョク

病院のモニターに映るサンテのアリバイ・・・サンテの供述は真実だったと知るバクセ
ああ、この人なら知っていますよ 療養中のヤンさんね

知障害(認知症)で療養中の、ジョ・ミンジュの母の記載

ミンジュの名も
ということは、ミンジュの父親は・・・

青薔薇の花ことばは奇跡・・・お父さんはいっそ会わない方が、って私を思って去ったのかも

まさか・・そんなことが・・!

あなたの娘さんですね?"

頼む、黙っててくれ

署で疲れて寝てしまったミンジュの寝顔を見て・・・

複雑な思いでフエラムネ唇になってしまうバクセ

ボーイフレンドへの服をプレゼントなさるので?

彼はどんな服がお好みで?

毎日同じタン色のコートを着てると言えないミンジュ
ふたりっきりになってやっと渡せるチャンスなのだが・・

ZZZ・・・(フエラムネ口状態で爆睡のバクセ

事件が解決したらチョ・サンテさんの汚名を返上できるような記事を書きたいな、私。

そうか・・そうだな。
第三の犯行がいままさに・・・

とり抑えるセヒョク

しかし、その背後からセヒョクを襲う黒い影が・・・

間一髪助かるセヒョク

やっぱり来たな。だが私は見なかったことにしてくれ
バクセ刑事と5年前の事件が理由か?

ええ、そうよ、私の前に姿を現さないで

ウニョンにフラれ酔いつぶれるイルド

5年前の事件を調べるイルドだが・・・

※フエラムネの解釈についてはこちら(ラストのほうネ)
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-258.html
<12話の感想、雑記>
感動しました。強力班第12話。
全16話という短いクールのなか、基本的にはオムニバスの捜査物でありながら、よくぞここまで刑事達の人間関係の綾を深く細かく編み込んで、心の闇や愛や喜びを描き出す強力班、素晴らしいですね。
折り返し地点をはるかに過ぎ、ゴールまであと4話を残すのみとなってしまいました。(涙)
シリーズ化、もしくは続編を望んでやまない美雨ですが、その気持ちは前々回たくさん書いたので、今回は違うテーマを綴ってみたい。
「信じこころ」と「疑うこころ」について。
”30年の刑事生活で私が学んだのは人を信じることだ、大変なことだがそれでも信じることを諦めてはいけないんだ”。
心にじーんと響きました。この言葉の重みには、グォンチーム長の三十年という年輪が刻まれている気がする。
親が子供に道理を教えるとき、まず「人を信じなさい。信じれば、あなたも信じてもらえる」と説く。 でもまた一方で、人の恐ろしさ、疑わしさをも教えなければならないのも事実。全てを信じたら、いつも子供は盗難の憂き目に遭うだろうし、へたをしたら誘拐だってされてしまうだろう。
治安の比較的良い日本から海外に子供が旅立つとき聞かせる言葉は「人をみたら泥棒と思え」。その言葉を贈ってさえ、金や持ち物だけでなく、パスポートさえ奪われて泣くのが一番多い日本人。人を信じ過ぎる国民性、もしくは人をあまり疑わない日本人の”ひとの良さ”や環境の良さが、逆に憂き目に遭うのを口惜しく思う・・・
これは不条理ですね。
私たちのような市井の民間人でさえこうして悩むのだから、チーム長やバクセのように捜査、推理を展開する刑事たちは半端ない葛藤にかられるのは想像に難くない。実際の刑事や検事たちはもっと割り切ってビジネスライクで冷淡に、処理していることだろうけれど。確かに、まずは疑ってかからなければ事実は割り出せない。真実と心(人情)は”別モノ”ということだ。
セヒョクもそうだった。少なくとも、ミンジュに出会うまでは。
しかし、元刑事課課長のグォンチーム長の30年という警察人生すべてをかけて得た結論は「人を信じること。大変なことでも、信じることを諦めてはいけないこと」だった。
こんなところに、『強力班』が単なる捜査ドラマでなくヒューマンな血の通った人生ドラマであることに気づかされる。私だけでなく、多くの『強力班』ファンがシリーズ化を望むのは、こうした魅力があるからこそではないかと確信している。
そしてついに浮かび上がってきた、いままで実態の見えなかったカンナム署の陽炎(かげろう)・・・いわば、伏魔殿のような存在だ。
ドラマ・強力班のミステリーは首都圏の凶悪犯罪者たちの迷宮解きのみならず、カンナム署の陽炎(かげろう)のように見え隠れするもうひとつの迷宮ではないかと常々感じてきた。
凶悪犯罪を取り締まるバクセたち強力班の 真の敵とは、時間との戦いでありながら、その実 規則や組織に縛られて殺人が起こるのを制止できない縦割り業務と旧態依然の法システムであり、その権力構造を利用し真実をゆがめ隠滅する、権力に巣食うカゲロウたちかもしれない。 個人の正義より、”国家”や”警察権力”を大義名分にしながら私利私欲を優先させる 「力 のシンジケート」は、マフィアより恐ろしいという事実を、グォンチーム長やイルド、そしてサンテの演技を通して描き出している点。
こうした問題提起も少なからず視聴者たちに暗黙の問いかけとして、初回から強力班たちのジレンマと葛藤のなかに浮き彫りにしてきた『強力班』は、本当に奥深いドラマだ。
元のテーマに戻るが、捜査においても、推理においても、疑うことだけでなく信じること、この二つの側面が必要だと知らしめた第12話。
三十年をかけて培った、グォンチーム長の「信じるこころ」。信じてもらえず妻にさえ棄てられたセヒョクが、チーム長やミンジュの愛によって心の氷を溶かされ 生まれた「信じるこころ」。
二人が信じなかったら、カゲロウたちに翻弄されたまま迷宮入りとなったサンテの事件簿。
信じることで見えてきた5年目の真実。
5年目の真実はまた、父の愛を信じる けなげなミンジュの夢にも あの青い奇跡のばらを咲かせるのかもしれない。
美雨
13話http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-492.htmlへ
『強力班』강력반これまでの 各話あらすじ&レビュー (動画付き)はこちら
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-category-63.html
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『強力班』〜ソウル江南警察署〜 第12話 5年目の真実
6/09,10 (月,火)18:45 ~ 20:00 (再)06/11,12 (水、木) 14:30 ~ 15:45 KBSワールド

第11話 http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-486.html

KBSワールド 強力班HP http://www.kbsworld.ne.jp/drama/detail.php?cno=549
強力班ホームページ http://www.kbs.co.kr/drama/crime/about/plan/index.html
放映情報KBS2 月、火21時55分 |2011-03-07〜 概要情報韓国 総16部作
製作グォンギェホン チーフプロデューサー:ジョンヘリョン
プロデューサー:ユンソンシクイウンジン 脚本パクソンジン、ホジヨウン
演出グォンギェホン 作者ホドンオグォンジョンオ
出演ソンイルグク (バクセヒョク役) 、イジョンヒョク (チョン・イルド役)
ソンジヒョ(ジョミンジュ役)、パクソニョン(ホンウニョン役)、キム・ソンギョン(イム・カン刑事)
主な登場人物
シン・ドンジン ジン・ミスク(殉職) チョン・イルド バクセヒョク グォン・チーム長 右:ナム・テシク

ジョ・ミンジュ記者 バクセの元妻、ウニョン 女刑事イム・カン
<第12話あらすじ>
青いバラの連続殺人犯として追っていたチョ・サンテを検挙した強力班は、サンテと共に居たクォンチーム長も連行し取り調べることに。クォンチーム長はイルドに、チョ・サンテが犯人でないと主張するか、チョ・サンテは口を開かない。
事件の状況証拠はチョ・サンテに不利な状況を呈していた。強力班たちはクォンチーム長 及びチョ・サンテを対面尋問する。しかし、セヒョクはチョ・サンテを尋問しながら、強盗殺人事件の容疑者と推定されるサンテの犯行動機があまりに不足していることから、この事件の犯人でないとの確信に至る。
一方、出所したサンテの追跡事件を懸念する、警察以外の人間が座敷で密談を交わしていた。それはウニョンの父であった。警察署長の持ってきたサンテの調書と写真を微妙な面持ちで眺めるウニョンの父は、何故か5年前のサンテの事件に言及し、サンテが自分達の命取りになるようなものを持っているかもしれないと、サンテに罪を負わせる方向でゆくよう匂わせ、強力班のイルドにも通達が届く。
サンテもグォンチーム長すらもが沈黙を守る厳しい状況の中、アリバイの証明ができないサンテに、セヒョクは携帯に録音の残っていたグォンチーム長の録音メッセージを聞かせる。それは、まだ二人が検挙される以前、疑いをかけられていたサンテに対するグォン・チーム長のメッセージであった。
「セヒョクよ心配するな、30年の刑事生活で私が学んだのは人を信じることだ。大変なことだがそれでも信じることを諦めてはいけないんだ。サンテは人に害を加える奴ではない、俺はサンテを信じ、守る」
録音を聞きながら、見る見る表情が変わってゆくサンテ。セヒョクの去り際、チョ・サンテはセヒョクを引きとめる。 「秘密を守ってもらえますか?誰にも知らせず、君一人だけの秘密にしてくれるなら・・・それが真実を話す条件です」そう言ってサンテはセヒョクにのみ自身のアリバイを打ち明ける。
サンテの「妻が療養している病院を訪れていた」との供述を確かめに行ったセヒョクは、病院のCCTV(多画面モニター)の中で、サンテの映った画面を発見し、確かに患者と面会したというアリバイを確認する。しかし、そこで又バクセはサンテの妻という女性がミンジュの母と同人物であったことを知る。ミンジュの父親は、なんとチョ・サンテであったのだ・・・!衝撃を隠せないセヒョク。
事実を確かめようと、署に戻ったセヒョクはチョ・サンテにミンジュが本当に娘なのかを問う。するとチョ・サンテは「どうか言わないでくれ!こんな姿で父として現れるなど出来る筈もない。いっそ殺人罪をかぶってまた刑務所に入ろうと、私にはできない・・・!」涙をこらえつつ、サンテは家族も守れなかった罪悪感を顕わにし、「こんな姿で娘の前に出て、娘の心を傷つけるくらいならいっそ刑務所に戻る」と非を請け負う覚悟を見せるのであった。
ついに、刑事課長イルドは2件の殺人事件の最重要容疑者としてチョ・サンテを検挙したという記者会見を行う。しかしその最中、イムカン刑事が慌てて入って来て、深刻な表情でイルドに耳打ちをする。なんと、また同じ手口の殺人事件が発生したという事実を知ったイルドは、記者会見を中断し、騒がしくなった会場をあとにし、現場へ向かう。
アリバイが証明され、解放されるチョ・サンテとグォン・チーム長。しかし、未だ秘密を抱えていそうなサンテとグォンチーム長をつけるイム・カンとイルド警部。グォン・チーム長が向かった先は何故かウニョンの父が密約をしていた警察庁長官の居場所であった。イルドはチーム長に、あなたとサンテと警察庁長官が関わっている秘密があるのかと問うが、自分からは話せないので長官に直接聞けと、謎かけの言葉を残す。それは、以前からカンナム署の陰に見え隠れする陽炎(かげろう)のような背後の存在であった。
一方、勤め先のショッキングドットコムに戻ったミンジュはラブリー・チャン社長からチョ・サンテがミンジュを訪ねてきたと知らされる。自分の父だとは夢にも思わず、ミンジュの記事によって自分の疑いを晴らしてもらおうとやってきたのだ、と解釈するミンジュは、サンテの汚名を晴らす記事を書きたいとセヒョクに話す。セヒョクは複雑な表情で、ただ「そうだな」とだけ答えるのであった。
ほどなく 容疑者として、かつてセヒョクとミンジュが事情聴取に行った3容疑者の一人で、5年前の女子大生殺人事件で疑いを持たれた、精神病の若い男性が浮上してくる。女子大生殺人容疑を問われた際、母親がアリバイを作り、即 精神病院に入院させていたのだ。男はチョ・サンテを崇拝していた。5年分の抑圧された欲求を、退院後にすぐ求めた男は、過去サンテの金庫破りの仲間だったチェ・サンチョンを誘って、サンチョンの得意な警備システムの解除と窃盗をさせ、自分はサイコパス的な嗜好殺人を楽しんでいたのだ。
チェ・サンチョンのかつての友人を訪ねていたテシクとイム・カンは、再度サンチョンを問い詰め デパートのVIP顧客の名簿がサンチョンに渡ったことを知り、精神病の男が再びサンチョンと協力して新たなサイコパス殺人に出かけて行くかもしれないと睨み、急ぎセヒョクに連絡する。
案の定、暗がりの中、殺人ロープを取り出し、ターゲットの老人に忍び寄る犯人。その犯人に飛びかかり、ねじふせ手錠をかけるセヒョクの背後から、もう一人の黒い覆面男がセヒョクを襲おうとする。しかしその場にあらわれたチョ・サンテの出現により、命に事なきをえたセヒョク。
「全く同じ見当をつけて来たな?だが、わたしはこの場に居なかったことにしてくれ」そう言い残し姿を消したサンテ。単独的な嗜好殺人のように見え、黒い影の組織が見え隠れする事件であった。
グォン・チーム長の濡れ衣も晴れ、女子大生殺害からサイコパス連続殺人までの決着を見た強力班はチーム長の店で祝杯をあげる。ムードも盛り上がってきたころ、バクセの携帯に一本の電話が。通話をするなり神妙な表情に変わったバクセが、「ちょっとでかけてくる」と言い席をたつ。店を出るとすれ違いざまにサンテがミンジュを見守るように立っているが、そそくさと姿を隠すサンテ。
セヒョクが向かった先は、チョン・イルド課長のいるカウンタバーであった。イルドがセヒョクを呼びだしたのだ。だがいつもの品行方正で理性的な姿はなく、イルドは泥酔していた。ここに来る前に、イルドは急に態度の変わったウニョンを訪ね、イルドの古傷である5年前の事故で死なせてしまった少女の母親と父親が、ウニョンとセヒョクであることを知ったのだ。何も知らずウニョンを愛し始めていたイルドは、苦しんでいた。
酔いつぶれたイルドを署まで送り届けたセヒョクは、気まずい空気の中イルドの元を去る。
一人残されたイルドは、突然何か思いついたようにいきり立ち、暗闇の中 資料室の引き出しをあさり、ヘインが巻き込まれたあの5年前の事件簿のホルダーを探し当てる。証拠品に、犯人に向かって放たれた弾(たま)。
ハッとなり自分の拳銃から弾を取り出して見比べるイルドの目は鋭く輝くが・・・
<12話ぷちギャラリー>
取り調べを受けるクォンチーフ

・・・・。 (隣の取調べ室では)

黙して語らぬサンテ
イルドの父(長官)とウニョンの父の密会・・・なにやら不穏な動きが・・・

例のものをもしチョ・サンテが持っていたら

サンテさん・・・アリバイがあるなら言わないと!

グォンチーム長はあなたは人を殺すような人間じゃないと言ったんだ。あなたを信じろと!

携帯を差し出し、サンテに聞かせるバクセ

聞いてくれその時の録音だ
グォンチーム長の真意を知り・・・

セヒョクさん、実は・・・どうかここだけの話に
早速アリバイを確かめに介護ホームに来たセヒョク

病院のモニターに映るサンテのアリバイ・・・サンテの供述は真実だったと知るバクセ
ああ、この人なら知っていますよ 療養中のヤンさんね

知障害(認知症)で療養中の、ジョ・ミンジュの母の記載

ミンジュの名も
ということは、ミンジュの父親は・・・

青薔薇の花ことばは奇跡・・・お父さんはいっそ会わない方が、って私を思って去ったのかも

まさか・・そんなことが・・!

あなたの娘さんですね?"

頼む、黙っててくれ

署で疲れて寝てしまったミンジュの寝顔を見て・・・

複雑な思いでフエラムネ唇になってしまうバクセ

ボーイフレンドへの服をプレゼントなさるので?

彼はどんな服がお好みで?

毎日同じタン色のコートを着てると言えないミンジュ
ふたりっきりになってやっと渡せるチャンスなのだが・・

ZZZ・・・(フエラムネ口状態で爆睡のバクセ

事件が解決したらチョ・サンテさんの汚名を返上できるような記事を書きたいな、私。

そうか・・そうだな。
第三の犯行がいままさに・・・

とり抑えるセヒョク

しかし、その背後からセヒョクを襲う黒い影が・・・

間一髪助かるセヒョク

やっぱり来たな。だが私は見なかったことにしてくれ
バクセ刑事と5年前の事件が理由か?

ええ、そうよ、私の前に姿を現さないで

ウニョンにフラれ酔いつぶれるイルド

5年前の事件を調べるイルドだが・・・

※フエラムネの解釈についてはこちら(ラストのほうネ)
http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-258.html
<12話の感想、雑記>
感動しました。強力班第12話。
全16話という短いクールのなか、基本的にはオムニバスの捜査物でありながら、よくぞここまで刑事達の人間関係の綾を深く細かく編み込んで、心の闇や愛や喜びを描き出す強力班、素晴らしいですね。
折り返し地点をはるかに過ぎ、ゴールまであと4話を残すのみとなってしまいました。(涙)
シリーズ化、もしくは続編を望んでやまない美雨ですが、その気持ちは前々回たくさん書いたので、今回は違うテーマを綴ってみたい。
「信じこころ」と「疑うこころ」について。
”30年の刑事生活で私が学んだのは人を信じることだ、大変なことだがそれでも信じることを諦めてはいけないんだ”。
心にじーんと響きました。この言葉の重みには、グォンチーム長の三十年という年輪が刻まれている気がする。
親が子供に道理を教えるとき、まず「人を信じなさい。信じれば、あなたも信じてもらえる」と説く。 でもまた一方で、人の恐ろしさ、疑わしさをも教えなければならないのも事実。全てを信じたら、いつも子供は盗難の憂き目に遭うだろうし、へたをしたら誘拐だってされてしまうだろう。
治安の比較的良い日本から海外に子供が旅立つとき聞かせる言葉は「人をみたら泥棒と思え」。その言葉を贈ってさえ、金や持ち物だけでなく、パスポートさえ奪われて泣くのが一番多い日本人。人を信じ過ぎる国民性、もしくは人をあまり疑わない日本人の”ひとの良さ”や環境の良さが、逆に憂き目に遭うのを口惜しく思う・・・
これは不条理ですね。
私たちのような市井の民間人でさえこうして悩むのだから、チーム長やバクセのように捜査、推理を展開する刑事たちは半端ない葛藤にかられるのは想像に難くない。実際の刑事や検事たちはもっと割り切ってビジネスライクで冷淡に、処理していることだろうけれど。確かに、まずは疑ってかからなければ事実は割り出せない。真実と心(人情)は”別モノ”ということだ。
セヒョクもそうだった。少なくとも、ミンジュに出会うまでは。
しかし、元刑事課課長のグォンチーム長の30年という警察人生すべてをかけて得た結論は「人を信じること。大変なことでも、信じることを諦めてはいけないこと」だった。
こんなところに、『強力班』が単なる捜査ドラマでなくヒューマンな血の通った人生ドラマであることに気づかされる。私だけでなく、多くの『強力班』ファンがシリーズ化を望むのは、こうした魅力があるからこそではないかと確信している。
そしてついに浮かび上がってきた、いままで実態の見えなかったカンナム署の陽炎(かげろう)・・・いわば、伏魔殿のような存在だ。
ドラマ・強力班のミステリーは首都圏の凶悪犯罪者たちの迷宮解きのみならず、カンナム署の陽炎(かげろう)のように見え隠れするもうひとつの迷宮ではないかと常々感じてきた。
凶悪犯罪を取り締まるバクセたち強力班の 真の敵とは、時間との戦いでありながら、その実 規則や組織に縛られて殺人が起こるのを制止できない縦割り業務と旧態依然の法システムであり、その権力構造を利用し真実をゆがめ隠滅する、権力に巣食うカゲロウたちかもしれない。 個人の正義より、”国家”や”警察権力”を大義名分にしながら私利私欲を優先させる 「力 のシンジケート」は、マフィアより恐ろしいという事実を、グォンチーム長やイルド、そしてサンテの演技を通して描き出している点。
こうした問題提起も少なからず視聴者たちに暗黙の問いかけとして、初回から強力班たちのジレンマと葛藤のなかに浮き彫りにしてきた『強力班』は、本当に奥深いドラマだ。
元のテーマに戻るが、捜査においても、推理においても、疑うことだけでなく信じること、この二つの側面が必要だと知らしめた第12話。
三十年をかけて培った、グォンチーム長の「信じるこころ」。信じてもらえず妻にさえ棄てられたセヒョクが、チーム長やミンジュの愛によって心の氷を溶かされ 生まれた「信じるこころ」。
二人が信じなかったら、カゲロウたちに翻弄されたまま迷宮入りとなったサンテの事件簿。
信じることで見えてきた5年目の真実。
5年目の真実はまた、父の愛を信じる けなげなミンジュの夢にも あの青い奇跡のばらを咲かせるのかもしれない。
美雨
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