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2010.06/11 [Fri]
ソン・イルグク 『風の国』22話 仮面のチャリオット 바람의나라 22
[ソン・イルグク] ブログ村キーワード韓国ドラマ『風の国』あらすじ、感想と雑記
『風の国』第22話 仮面のチャリオット
3/7 (水) 11:00 ~ 12:10 (70分)エンタメ〜テレHD☆シネドラバラエティ

第21話http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-161.htmlより続き

第22話あらすじ
扶余軍の最新の秘密兵器であるギリシャ型の戦車部隊の前に、ムヒュル率いる高句麗軍は惨敗に帰する。再起できる兵は三割も無く、敗北の責任を感じて処罰を望むムヒュルに、ユリ王は指揮権剥奪を言いわたす。ここぞとばかりに戦争に反対していたピリュ軍を率いるペグクがユリに撤退を要請してくるが、ユリ王は戦を続行する意志を表明する。
一方、ムヒュル率いる高句麗軍の惨敗の知らせを受けたヨンは、兵站物資輸送のために戦地に向かうマファンにどうしても連れて行ってほしいと頼み同行する。しかし国境で待ち伏せていた扶余軍に矢で射られ、捕まってしまう。そんななか、扶余の秘密兵器の弱点を探るべく、ムヒュルが敵地に向かう。あわよく戦車部隊の秘密と弱点を掴んで帰ったムヒュルはユリ王に新たな戦術と戦略を進言するも、ペグクのたくらみで士気を下げるように敗戦の吹聴をし退陣を促す奸臣達に再起を阻まれる。正規軍の過半数を失ったムヒュルはペグクらを監禁し、ペグクはじめ諸加達の私兵を説得し戦争へと駆り出す。怒ったペグクは密かに反乱を企てる。
残った兵たちをかき集め、背水の陣の覚悟で扶余の戦車部隊に挑むムヒュル。楯部隊を使った大円陣と巧みなフォーメーションに扶余の戦車部隊は歯が立たず、形勢はにわかに逆転する。総崩れになった扶余軍にムヒュルが攻撃の大号令をかけるなか、仮面のはがれたトジンが戦場をあとに走り去ってゆく姿を見た 財部早衣(チェブジョイ)サグ は退却を命じる。本営で待つユリ王のもとに、情報総監ヘアプから大勝利の吉報がもたらされ、喜びにわく高句麗陣営。企みが露呈したペグクは苦々しい面持ちでユリの寛大な許しに浴する。
国内城に凱旋したムヒュル達を待っていたものは、愛しいヨンが扶余に連れ去られた知らせと、戦勝の功績で株の上がったムヒュルが太子候補に浮上した、新たな課題であった。
そんな中、諸加会議の大加でありピリュの首長であるサンガがペグクの内紛により拘束されている事をつきとめたユリは、ペグクらの逮捕と同時にサンガを復位させるようムヒュルに命じる。しかし救出したサンガの反応は意外で、ペグクは内紛など起こしていないしピリュ部族は至って安寧であると平静を装う。
とき同じくして扶余城に連行されたヨンはトジンに救い出され手当てを受けるが、どうしても高句麗に帰りたいとトジンに懇願する。自分の心の中には今やムヒュルしかいないと打ち明け泣いてすがるヨンの気持ちを許せないトジンは、ムヒュルに対する激しい嫉妬と憎しみを露わにする。そして、もう高句麗には戻らずともよいからわしの国事を補佐しろというテソに向かって、ふたたび高句麗に戻って、今度こそユリとムヒュルの首を持ちかえると誓うのであった。
<第22話ぷちギャラリー>
ムヒュル王子はあのように豪語しながらこのように大敗を喫してどう責任を!?

すごむペグクと諸加会議の部族長達

反乱が起きそうな雰囲気です!"
服従できぬというなら

トジンよ 大勝、手柄であったぞ

約束したろう?期待に応えればいつか必ず杯を満たすと

テソ陛下!いただきます
高句麗大敗の原因となった敵のギリシャ戦車を探りに敵陣営に忍び込んだムヒュル


惨敗の知らせを聞くヨン

戦場ではどうなるかわからないわ 私がついていないと
ロジスティックの物資を襲う扶余兵

反乱をおこすつもりのペグク

決行する!

裏切り者のお前たちを拘束させてもらう!
~再び戦へ・・・背水の陣の覚悟で臨むムヒュルと高句麗兵~
楯部隊前へ!


大陣円の高句麗楯部隊に歯がたたない扶余軍

高句麗楯部隊の前に総崩れになる扶余兵

仮面がはすれるトジン


反撃に出る高句麗軍

なんかカッコよくなったマロ

走り去るトジン
退却命令を出すサグ

ヒュイーン!ここであの鏑:かぶらの音が!

凱旋した高句麗軍と王を出迎える国内城の家臣達

逮捕されるペグクとミョンジン

ペグクが拘束したサンガ大加を助けにきたムヒュル


治療を受けるヨン

トジンに願い出るヨン
必ずや私が!

<第22話 感想と雑記>
第22話、多分「風の国」の戦争シーンの中で最もスペクタクルで、最もお金をかけたシーンではないかと思う。映画みたいなスケールとインパクトが画面から迫ってくるこの回、本当に韓ドラってハンパなくお金もエネルギーも使ってるのだなぁと感嘆せずにいられない。
馬やエキストラの数もだけど、ギリシャ型戦車、楯部隊大円陣と、セットもハンパなくスペクタクル。
そこで思い出すのは大好きな古典的映画、ベン・ハー。
古代ローマとエルサレムを舞台にした、憎しみと愛を描いたあの歴史的大絵巻も、やはり男の友情と裏切り、そして永遠の戦いを描いた物語でした。
ユダヤの王家の血筋に生まれたジュダ・ベン・ハー。そしてイスラエルの地に赴任してきたローマの地方総督の息子として幼い時から友情を培ったメッサーラとの確執。ある事件をきっかけに、堅い友情でむすばれていた男の友情は跡かたもなく崩れ憎しみの渦と化し、ジュダの一生を翻弄するのです。
ローマの奴隷として連行されたジュダが復讐をバネに生き伸びて、下剋上を果たしローマの自由民となり、イスラエルに復活したとき、「私だ、メッサーラ」と言うまでジュダと判らなかったメッサーラの青ざめた恐怖と憎しみの瞳を忘れることは出来ません。
何といっても物語の最大のハイライトはチャリオット・レース戦。扶余と高句麗の戦争の如く、ローマの威信とイスラエルの興亡を賭けて戦う二人の戦士。メッサーラは大きな棘のついたギリシャ型戦車に乗っていました。丁度、今回のトジンが乗っていたみたいな車軸に恐ろしい棘のついたチャリオットです。憎しみとプレッシャー、そして焦りからメッサーラは冷静を欠いて自ら車軸に巻き込まれ、あの恐ろしい棘の餌食となる失態を犯してしまうのです。しまいに足を切断することになったメッサーラは、息絶える直前ですらジュダに呪いの言葉を吐いて死んでゆく。
本当に哀しい話です。でもジュダは罪を恨んで友を恨まず、「ローマが彼を変えてしまったのだ」と言うの。あの胸に突き刺さるような台詞が忘れられない。


トジンのチャリオット

メッサーラのチャリオット



友情の証の杯を交わすジュダとメッサーラ


トジンとムヒュルはどうだろう。
毎日がいくさみたいな黒影訓練所で固い友情で結ばれていた二人。訓練所で別れるときも、トジンは弟のようなムヒュルに国家機密級の武器戦略マニュアルを手渡し、ムヒュルは両親のたったひとつの形見であった金のペンダントを渡すの。「おまえは、俺の兄弟も同然だから」と言って。そんな二人が、同じ女性を巡って争い、両国の代表としてその興亡を賭けて争う過程で、いつしか不倶戴天の敵同士になり果ててしまう人生と歴史の皮肉を、ふたつの大スペクタクルドラマに見た気がしました。
美雨
第23話へhttp://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-180.html
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original date.2010.06.11
❤最後まで読んでくれてありがとう❤


ジュダより
『風の国』第22話 仮面のチャリオット
3/7 (水) 11:00 ~ 12:10 (70分)エンタメ〜テレHD☆シネドラバラエティ

第21話http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-161.htmlより続き

第22話あらすじ
扶余軍の最新の秘密兵器であるギリシャ型の戦車部隊の前に、ムヒュル率いる高句麗軍は惨敗に帰する。再起できる兵は三割も無く、敗北の責任を感じて処罰を望むムヒュルに、ユリ王は指揮権剥奪を言いわたす。ここぞとばかりに戦争に反対していたピリュ軍を率いるペグクがユリに撤退を要請してくるが、ユリ王は戦を続行する意志を表明する。
一方、ムヒュル率いる高句麗軍の惨敗の知らせを受けたヨンは、兵站物資輸送のために戦地に向かうマファンにどうしても連れて行ってほしいと頼み同行する。しかし国境で待ち伏せていた扶余軍に矢で射られ、捕まってしまう。そんななか、扶余の秘密兵器の弱点を探るべく、ムヒュルが敵地に向かう。あわよく戦車部隊の秘密と弱点を掴んで帰ったムヒュルはユリ王に新たな戦術と戦略を進言するも、ペグクのたくらみで士気を下げるように敗戦の吹聴をし退陣を促す奸臣達に再起を阻まれる。正規軍の過半数を失ったムヒュルはペグクらを監禁し、ペグクはじめ諸加達の私兵を説得し戦争へと駆り出す。怒ったペグクは密かに反乱を企てる。
残った兵たちをかき集め、背水の陣の覚悟で扶余の戦車部隊に挑むムヒュル。楯部隊を使った大円陣と巧みなフォーメーションに扶余の戦車部隊は歯が立たず、形勢はにわかに逆転する。総崩れになった扶余軍にムヒュルが攻撃の大号令をかけるなか、仮面のはがれたトジンが戦場をあとに走り去ってゆく姿を見た 財部早衣(チェブジョイ)サグ は退却を命じる。本営で待つユリ王のもとに、情報総監ヘアプから大勝利の吉報がもたらされ、喜びにわく高句麗陣営。企みが露呈したペグクは苦々しい面持ちでユリの寛大な許しに浴する。
国内城に凱旋したムヒュル達を待っていたものは、愛しいヨンが扶余に連れ去られた知らせと、戦勝の功績で株の上がったムヒュルが太子候補に浮上した、新たな課題であった。
そんな中、諸加会議の大加でありピリュの首長であるサンガがペグクの内紛により拘束されている事をつきとめたユリは、ペグクらの逮捕と同時にサンガを復位させるようムヒュルに命じる。しかし救出したサンガの反応は意外で、ペグクは内紛など起こしていないしピリュ部族は至って安寧であると平静を装う。
とき同じくして扶余城に連行されたヨンはトジンに救い出され手当てを受けるが、どうしても高句麗に帰りたいとトジンに懇願する。自分の心の中には今やムヒュルしかいないと打ち明け泣いてすがるヨンの気持ちを許せないトジンは、ムヒュルに対する激しい嫉妬と憎しみを露わにする。そして、もう高句麗には戻らずともよいからわしの国事を補佐しろというテソに向かって、ふたたび高句麗に戻って、今度こそユリとムヒュルの首を持ちかえると誓うのであった。
<第22話ぷちギャラリー>
ムヒュル王子はあのように豪語しながらこのように大敗を喫してどう責任を!?

すごむペグクと諸加会議の部族長達

反乱が起きそうな雰囲気です!"
服従できぬというなら

トジンよ 大勝、手柄であったぞ

約束したろう?期待に応えればいつか必ず杯を満たすと

テソ陛下!いただきます
高句麗大敗の原因となった敵のギリシャ戦車を探りに敵陣営に忍び込んだムヒュル


惨敗の知らせを聞くヨン

戦場ではどうなるかわからないわ 私がついていないと
ロジスティックの物資を襲う扶余兵

反乱をおこすつもりのペグク

決行する!

裏切り者のお前たちを拘束させてもらう!
~再び戦へ・・・背水の陣の覚悟で臨むムヒュルと高句麗兵~
楯部隊前へ!


大陣円の高句麗楯部隊に歯がたたない扶余軍

高句麗楯部隊の前に総崩れになる扶余兵

仮面がはすれるトジン


反撃に出る高句麗軍

なんかカッコよくなったマロ

走り去るトジン
退却命令を出すサグ

ヒュイーン!ここであの鏑:かぶらの音が!

凱旋した高句麗軍と王を出迎える国内城の家臣達

逮捕されるペグクとミョンジン

ペグクが拘束したサンガ大加を助けにきたムヒュル


治療を受けるヨン

トジンに願い出るヨン
必ずや私が!

<第22話 感想と雑記>
第22話、多分「風の国」の戦争シーンの中で最もスペクタクルで、最もお金をかけたシーンではないかと思う。映画みたいなスケールとインパクトが画面から迫ってくるこの回、本当に韓ドラってハンパなくお金もエネルギーも使ってるのだなぁと感嘆せずにいられない。
馬やエキストラの数もだけど、ギリシャ型戦車、楯部隊大円陣と、セットもハンパなくスペクタクル。
そこで思い出すのは大好きな古典的映画、ベン・ハー。
古代ローマとエルサレムを舞台にした、憎しみと愛を描いたあの歴史的大絵巻も、やはり男の友情と裏切り、そして永遠の戦いを描いた物語でした。
ユダヤの王家の血筋に生まれたジュダ・ベン・ハー。そしてイスラエルの地に赴任してきたローマの地方総督の息子として幼い時から友情を培ったメッサーラとの確執。ある事件をきっかけに、堅い友情でむすばれていた男の友情は跡かたもなく崩れ憎しみの渦と化し、ジュダの一生を翻弄するのです。
ローマの奴隷として連行されたジュダが復讐をバネに生き伸びて、下剋上を果たしローマの自由民となり、イスラエルに復活したとき、「私だ、メッサーラ」と言うまでジュダと判らなかったメッサーラの青ざめた恐怖と憎しみの瞳を忘れることは出来ません。
何といっても物語の最大のハイライトはチャリオット・レース戦。扶余と高句麗の戦争の如く、ローマの威信とイスラエルの興亡を賭けて戦う二人の戦士。メッサーラは大きな棘のついたギリシャ型戦車に乗っていました。丁度、今回のトジンが乗っていたみたいな車軸に恐ろしい棘のついたチャリオットです。憎しみとプレッシャー、そして焦りからメッサーラは冷静を欠いて自ら車軸に巻き込まれ、あの恐ろしい棘の餌食となる失態を犯してしまうのです。しまいに足を切断することになったメッサーラは、息絶える直前ですらジュダに呪いの言葉を吐いて死んでゆく。
本当に哀しい話です。でもジュダは罪を恨んで友を恨まず、「ローマが彼を変えてしまったのだ」と言うの。あの胸に突き刺さるような台詞が忘れられない。


トジンのチャリオット

メッサーラのチャリオット



友情の証の杯を交わすジュダとメッサーラ


トジンとムヒュルはどうだろう。
毎日がいくさみたいな黒影訓練所で固い友情で結ばれていた二人。訓練所で別れるときも、トジンは弟のようなムヒュルに国家機密級の武器戦略マニュアルを手渡し、ムヒュルは両親のたったひとつの形見であった金のペンダントを渡すの。「おまえは、俺の兄弟も同然だから」と言って。そんな二人が、同じ女性を巡って争い、両国の代表としてその興亡を賭けて争う過程で、いつしか不倶戴天の敵同士になり果ててしまう人生と歴史の皮肉を、ふたつの大スペクタクルドラマに見た気がしました。
美雨
第23話へhttp://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-180.html
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original date.2010.06.11
❤最後まで読んでくれてありがとう❤


ジュダより
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- [韓国ドラマ:風の国あらすじ&感想]
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みるきーさま
十戒は重すぎるものがありますが、ベン・ハ―は不朽の名作ですね。うちは親子孫ひ孫4代五代続けて観ています。全世代視る映画ってどれだけ心に残る映画だろう、って思いますね。四代目は息子ですが、もし子供が出来たら絶対に見せる!と言ってます。本当(笑)で観ていますよ。身は朽ち果てても、感動って魂や血の中に連綿と受け継がれていくのかなぁ、なんて最近強く思います。
> 美雨様やここの住民の方々 私も含めてベンハーを知ってるのとは・・・
皆さん似たりよったりの年代だから、ミルキーさん大丈夫ですよ!(笑)イルグクさん自体40代ですし、もうお孫さんいる世代のファンも多いと知りました。(●^o^●)なんか、たのもしくも嬉しくなりますね。(爆)
> ベンハーの戦闘シーン 今ではCGで簡単に画けますが
> 当時 あのシーンを撮るのは大変だったんだろうと 想像します
CGで未来都市や戦闘シーンを撮るのはいまや常識ですが、やはり本物に優る戦闘シーンはないですね。
風の国では、後半戦闘シーンが人数が少なく寂し過ぎたとか迫力に欠けた、など不評もありましたが、CGばかりに固執せず、ムヒュルや側近、風の戦闘トラさんたちのタテと先陣(つまりヒト)に焦点を当てて撮った戦争シーン、私はとても感動しています。チュモンも良かったけど、風ではイルグクさん剣や戦いぶりが洗練されて、アクション満点でした(>_<)!!やっぱり私は風の国が大好きです。(#^.^#)